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科学な本のご紹介:  ミニ特集:日本猟奇史

科学に佇む書斎
【2013/08/18】


『日本猟奇史 江戸時代篇1』富岡直方

●これはなかなか楽しい乙な本ですよ。
 中身は全然「猟奇」(血みどろ怪奇)じゃありません。
 さまざまな昔々の文献の中から、江戸時代初期の怪異譚(かいいたん)を拾い集めたアンソロジー。民俗学的読解が好みな人にオススメ。



『日本猟奇史 江戸時代篇2』富岡直方

● 江戸時代の怪異譚を拾い集めたアンソロジー。
 今なら「ああ、あの現象のことか!」と科学的に特定できる怪異もいろいろあって楽しめる。例えば、「天から降る髪の毛の怪」は、溶けて飴状に引き伸ばされた火山灰!

科学の本天明〔一七八一-八八〕の中ごろにはやった感冒は「谷風」と呼ばれた。それは当時、角力(すもう)界で無双の最手(横綱)といわれた谷風梶之助が、まず最初にこの流行感冒にかかつて斃(たお)れたのでこの名称が起こったのであるが、これについてはつね日ごろ谷風は、自分の強いことを誇って、
 「とても俺を土俵の上で倒すことはできなかろう。もし俺の横に倒れている姿が見たくば、風邪でもひいて寝ているときに見にくるがよい」
といっていたが、それがほんとうに流行感冒で死んだので、とうとうその名が冠せられることになったのであるという。

   ↑
無敵の力士さんが現役の最盛期にインフルエンザであっけなく死んでしまったのだ。
 リンク 谷風梶之助 (2代) - Wikipedia

 なお、本書の元版は戦前の出版であり、著作者の所在消息は不明だとのこと(!)。





『日本猟奇史 明治時代篇』富岡直方

●ほんのちょっと前の世代の我々は、かような怪奇報道や風聞が世間を満たす中に生きていた。
 明治時代から大正・昭和に下るにつれ、素朴な奇譚(きたん)は減っていき・・・レッツ温故知新!








 →『ミニ特集:民俗学を読む本』
 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本』

 





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