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科学な本のご紹介:  不妊と男性

科学に佇む書斎
【2004/12/07】



医者男性Google『不妊と男性』

昔から、不妊に対する構えが男と女とで落差が大きいてあかんがなと沙汰されてきた中、複数の論者が、女性の場合より焦点が当てられにくい「不妊と男性」問題について論考を寄せてくれている編纂本。

科学の本白井千晶 ”夫婦それぞれが「血のつながりがある」子どもをもたなければならないという社会的要請や規範は、近代社会の特徴である。”

科学の本白井千晶 ”江戸時代、養子としての「乳子買い」は、子を金品で買うのではなく、子とともに金品をもらい受けた。井原西鶴の『日本永代蔵』(1688年)には、持参金目当てに里子を受けて餓死させる「人でなし」の例が出てくる。”

科学の本白井千晶 ”長期的な時間軸でみれば、現代社会ほど婚姻率が高い時代はないといわれている。”

科学の本白井千晶 ”避妊に関する知識(妊娠しにくい時期など)や避妊技術が乏しかった時代には、妊娠しないこと、堕胎すること、出生直後に子どもを殺すことなど、子どもをもたないことに対する関心のほうが高かったともいえる。現に、近年まで「不妊」や「不妊治療」といえば、一義的には産めなくする技術や治療をさしてきたし、非先進国では現代でもそうである。”

科学の本村岡潔 ”わが子に血筋を求める親はまだくちばしの黄色いひよこである。貰い子も連れ子も知人の子も皆わが子と実感できるものは、すでに相当な力をもった親である。全世界の子どもをわが子と思うものこそ完壁な親である。”


白井千晶さんのつぶやき → @jitensha3




『不妊と男性』
 村岡潔 編
 青弓社
 


本書はゼロ年代の本だけれど、この本が出た当時より状況は改善してきているのだろうか。

この本と合わせて
→ 石川智基著『男性不妊症』
もお読みになられると、「男性うああああー」ってなるかもよ。


 →『ミニ特集:不妊治療、生殖技術についての本』
 →『ミニ特集:妊娠やお産の文化・社会面についての本』
 



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