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科学な本のご紹介:  飛鳥を掘る

科学に佇む書斎
【2003/02/09】



科学の本『飛鳥を掘る』

知られざる飛鳥の世界。
古代の香りが強く残る、こじんまりとした巨石文化と風水の、遠い昔の日本のみやこ。

石の文化だからこそ今に多く残った、キュートでミステリアスな遺跡の数々がひもとかれていく。

科学の本飛鳥は非常に狭い場所だ。墓地空間まで広げても4km四方、中心地は南北2km東西1km程度。このような狭い場所が、約百年間にわたって日本の中心であり得たのは、この都が計画都市ではない日本的な都だったからだ。

科学の本古代において、亀の造形物は背に何かを乗せるという形で造形される。日本の例で言えば、唐招提寺に金亀舎利塔(奈良時代)がある。わずか50cmほどの渡金(ときん)の舎利塔であるが、亀の背に塔を乗せている。

科学の本沈めるという字は、水中に牛を流すという形であるといい、牛を河に投げ入れる祭祀を示す。

科学の本藤原京や平城京では、石を使った施設は少ない。飛鳥京跡の調査では、地表から数十cm掘ると必ず石が出てくる。石を多用している飛鳥京は、「石の都」という言い方ができる。





『飛鳥を掘る』
 河上邦彦
 講談社
 


 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その1』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その2』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 編纂書』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その3』
 →『ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる』

 



このページ 『飛鳥を掘る』 は以上です。

科学な本のご紹介:  オセアニア 暮らしの考古学

科学に佇む書斎
【2003/02/02】



科学の本『オセアニア 暮らしの考古学』

日本の人類学研究を率いる印東道子さんのホームフィールドは、太平洋諸島の人類学!

科学の本付近を寒流が流れるマルケサスやイースター島などは、海水温が低いためにサンゴ礁が発達せず、荒波が島を直撃する。海岸線は浸食され、島の周囲は険しい崖に囲まれてしまい、カヌーによる接岸がむずかしくなる。

科学の本サンゴ島の土壌の主成分は炭酸カルシウムで、アルカリ性が強く、ミネラル分に乏しい。このような土壌で栽培できる植物の種類は非常に限定される。また、一般に粘土も形成されないので、石器も土器も作れない。

科学の本海抜が低い環礁島では、水蒸気をともなった風も山肌にぶつかることなく雨雲はそのまま通り過ぎてしまうため、旱魃に遭いやすい。雨が降っても、水はけがよいために地中にすぐ吸収されて、川にならない。

科学の本栽培用の土地が狭く、資源が限られ、自然災害に頻繁に襲われる環境下では、能力のあるリーダーに率いられ、互いに助け合う生活が求められる。このため、多くのサンゴ島では、比較的平等な社会が営まれていた。

科学の本襲ってくる捕食者がいなかったため、いつしか空を飛ぶ機能を失ったものが多く、オセアニアのほとんどの島で、人間が居住をはじめた前と後では、生息する鳥の数が激減していたことが明らかになっている。

科学の本しかし、興味をそそられるのは、まわりに石がごろごろしているのに石斧を作らず貝斧を作った人々、そして、すばらしい文様のついた斬新な土器作りを放棄した人々、その背景にあったそれぞれの理由である。





『オセアニア暮らしの考古学』
 印東道子
 朝日選書 朝日新聞社
 


日本は、かつて南洋諸島と複雑かつ大きな関わりを持っていたのに、このエリアに関する研究書や一般向け紹介の和書って少ないんですよね。
なんでかな。 なんでかな。

印東先生のご本
 →『ミニ特集:オセアニア・ミクロネシア、印東道子先生』


 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その1』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その2』

 



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