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科学な本のご紹介:  牛と日本人 牛の文化史の試み

科学に佇む書斎
【2001/10/07】



科学の本『牛と日本人 牛の文化史の試み』

家畜生理学の先生が、牛にまつわる文化的側面について、広範な分野から情報をまとめて下さった真摯な好著。
根元に畜産学的知識がきっちりあるわけで、要点押さえもたしかで、とても安心して読めるのです。

科学の本和牛肉と輸入牛肉のおいしさの差は、スキヤキかシャブシャブにしたとき、つまり、80度位の温度で煮たときに最もはっきりと現れる。

科学の本牛乳は主に薬用として飲まれ、なかなか一般には普及しなかった。昭和の初期においてさえ、門口に牛乳屋が牛乳を届けに来るようになると、その家からいずれ、葬式が出たと言われるほどだった。


昭和の時代は、毎朝牛乳屋さんが自転車でそこらじゅうの家にビン入り牛乳を配達していたんですが、多くの家の玄関先に牛乳を入れる箱・牛乳ポストがあったんですが、朝、配達でビンがガチャガチャ鳴る音が「すずめのチュンチュン」なみに普通だったんですが、いまどきの子は、もう知らない?
 

科学の本牛の内臓からとれる薬品で、古くから珍重されているものに牛黄(ゴオウ 牛玉)がある。牛黄とは牛の胆石のことで、主に肝蛭(カンテツ)という寄生虫が肝臓に感染した時に形成される。

科学の本牛の角と三日月の形が似ており、更に牛神である牛頭天王をまつる八坂神社の祭礼で、最も重要視されるのは月鉾で、月鉾の人形は月読命であり、最も入念に作成されることからも、月と牛との関係が深いことがうかがえる。

科学の本牛の食べたえさは、成牛の場合は第一胃に入るが、乳を飲んでいる子牛の場合は事情が異なる。飲んだ乳は第一胃に入らず、第二胃溝のなかを通って、直接、第三胃を経て、第四胃に入り、消化される。

科学の本牛の角は、かつては「張形」の材料として使われた。張形とは男根に模して作られたもので、すでに鎌倉時代には存在し、使用されたという。江戸時代になると、種々の材料から作られるようになり、べっ甲製が高級品であった。





『牛と日本人 牛の文化史の試み』
 津田恒之
 東北大学出版会
 


 →『ミニ特集:犬猫ペット』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-3』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 4』
 →『ミニ特集:動物愛護・動物の権利を考える』
 →『ミニ特集:動物民俗学の本』
 →『ミニ特集:動物民俗学の本 2』

 



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