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科学な本のご紹介:  ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア

科学に佇む書斎
【1992/03/26】




血液『ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア』

人の身体は、死んだあとにどのように変化をしていくか。
昔の人はその変化を見てどのように怪異だと感じたのか。
そこを確認すると吸血鬼伝説のリアルがよくわかる!

科学の本髪も爪も歯も死後は伸びない。そのようにみえるだけだ。そうみえるのは、皮膚が、脱水が進むにつれて縮むからなのだ。

科学の本俯せになっていれば、血の溜まるあたりに気管があるので、口と鼻を通って血が浸み出ることになりがちである。ここにも吸血鬼化との合致が認められる。吸血鬼と疑われた者は俯せに埋められていたのである。

科学の本冬の間は地面が凍りついて土葬は困難。石炭はなく薪も乏しいので火葬も困難。川に葬れば飲用水が汚染される。鳥葬はチベットのような国では便利なのである。

科学の本溺死、窒息死、ショック死の場合は、凝固を妨げる酵素を組織が作るので、血は液体状のままであることが多い。
 しかも真水の中では、体のほうが塩分濃度が高いので、水分を吸い込むことになり、循環系の圧力が高くなる。その体が水からひき上げられると、急速に液体を流出する。

科学の本妊婦がとくに吸血鬼になりやすいとみなされるのも、たぶん分解過程のせいであろう。パリクによれば、妊婦の体が分解するときは、「約48〜72時間で…胎児が子宮から押し出されるだろう」。

科学の本あきらかなのは、亡霊を民間信仰にもちこむものが焼却によって無に帰すということである。その証拠に、火葬を行なう文化には一般に、肉体をもって戻ってくる亡霊が存在しないのである。

科学の本遺体運搬の問題があるので、やすらかに憩わない死者の埋葬には居住に適さない低地が選ばれると予想されるだろうが、実際にもこのことはヨーロッパの多くの地方の民間伝承によって裏付けられる。このような死体は沼地と湿地に葬られるのがふつうだった。

科学の本吸血鬼や亡霊の多くが「時ならぬ」死、他殺者、自殺者、雷に撃たれた人などである。おそらく有意味な要因は死の時機ではなく、突然さなのである。これら死者は、体の分解の仕方が他の死者とは異なり、遅い


「体の分解の仕方が他の死者とは異なる」件について:

→●本『死後の処置に活かすご遺体の変化と管理』 を見るとよくわかるのですが、元気な人の突然の事故死より、病死のほうが腐敗変化はすみやかです。
そして、平時は病死のほうが多く、事故死は比較的少なめであろう関係から、事故死体の腐りが遅いことが「異常」として感じられやすいのだと思われます。







 


『ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア』
 ポール・バーバー
 工作舎
 


死体腐敗のリアル、吸血鬼伝説のリアル!
人体は死後にどのような変化を示していくのか。
死体にやたら無縁な環境に置かれてしまっているいまどきの人間は、このような「避けては通れないはずの」基本的な自然現象さえ、把握がおぼつかない状態に置かれている。

死後変化のありさまを確認すれば、昔の人間がなぜ、何をおそれ、何を持ってして「吸血鬼」などの死霊の怪異を創り上げていたのかがよくわかるのだぞ温故知新。





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 →『ミニ特集:遺体の変化を知る本』

 




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